2019年11月17日

タイのお坊さんは偉いのです

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お坊さんに敬意を払う

女性はお坊さんに触ってはいけません。気がつかないでぶつかってしまうのもダメです。お坊さんが着ている黄色い服(袈裟)に触るのもダメです。お坊さんの方も外国人女性には気をつけているようですが,最初から近寄らないのが無難でしょう。

日本の仏教は大乗仏教で,結婚して子供がいるお坊さんはたくさんいます。一方,タイの仏教は上座部仏教で,お坊さんは俗世間から出家して厳しい戒律を守らなければなりません。お坊さんが守る戒律には次のようなものがあります。
  • 生き物を殺さない
  • 嘘をつかない
  • 盗まない
  • 異性に触れない
  • 酒を飲まない
  • 装身具を身につけない
  • 歌や踊り(娯楽)を楽しまない
  • 自分の膝よりも高い位置で寝ない
  • 午後から次の朝まで食べない
  • お金を触らない
これ以外にもたくさんあって,全部で227あります。

俗世間から出家をすることは,最高の功徳ทำบุญと考えられています。女性は出家することができないので,女性は自分の代わりに息子が出家することに大変熱心です。期間を決めて一時的に出家するお坊さんも多いのですが,出家している間は息子の方が母親よりも偉くなるので,母親でも息子のお坊さんに頭が上がらなくなります。

午前8時と夕方6時にタイの国歌が聞こえてくると誰もが直立不動状態になりますが,お坊さんは椅子に腰かけていても良いのです。タイの王様でも頭を下げるくらいお坊さんのステータスはとても高いので,もし路上ですれ違ったりするような場面に出くわしたら,通路の端に寄って道を譲り会釈しましょう。


タクシーに気をつける

空港では当てはまりませんが,都内を走っている空車のタクシーを捕まえようとして手を上げても,ドライバーに別の用事があったりして止まらないタクシーは結構います。

また仮に止まったとしても,結構な頻度で乗車を拒否されます。それは英語も日本語も分からない運転手さんが車を止めてみたら外国人と分かって面倒だと思ったり,行き先を聞いて都合が悪いと思ったりするからです。

日本で言うところの自営タクシーの運転手さん感覚と考えれば納得できるかもしれません。

空港以外の都心部では,行き先が分かると乗車前に値段を提示してくるタクシーがあります。メーターを使うときよりも,かなり割高な値段を吹っかけてきます。そうでなくても,短いピッチでメーターが上がるように改造しているタクシーもあるようです。特に,外国人観光客が多いワットプラケーオなどの有名な観光場所に近いところでこのようなタクシーが多いので,気をつけましょう。

女性は一人でタクシーに乗らないほうが良いでしょう。男性もタクシーの運転手と喧嘩しては絶対にダメです。

タイはアメリカ合衆国と同じように銃社会です。観光客は気がつかないかもしれませんが,バンコク都内でも普通に拳銃を売っている店舗があります。タクシーの運転手は護身用に車の中に拳銃を置いていることが多いので,タクシーの運転手と喧嘩して怒らせたりすると拳銃で撃たれるかもしれません。


笑顔をわすれずに

どんなときも怒らず,大声を出さず,にっこり微笑んでいるのが一番です。言葉が分からなくても相手の顔を見てニッコリすれば,それがあいさつの代わりになりますし,感謝の意思表示もできます。トラブルが起きたら,「これがタイだ!」と感じて😀な顔で「マイペンライカップ」と言えるようになったら通ですね。相手のタイ人も困っているはずなので,タイ人があなたの顔を見てニッコリしてくれたら問題は解決したも同然です。

にっこりでなくニヤニヤしていても,ヘラヘラしていても良いのです。日本ではニヤニヤするな!ヘラヘラするな!といわれそうな場面でも,タイでは全く問題ありません。

人の頭を触ってはいけません。たとえ可愛らしい幼児がいて,頭を撫でたくなってもダメです。日本でも知らない人の頭を触れば失礼になるのと同じです。

タイでは,足の裏は不浄です。ですから,仏像にも人にも足の裏を向けてはダメです。足の裏を向けられると,タイ人はとても嫌がります。悪意があると見做して攻撃されるかもしれません。座っているときに一番楽なのは足の裏が自分に向くようにしてあぐらをかくことです。育ちや階級が違うのかもしれませんが,女性でもあぐらをかいている人は見かけます。ただし,フットマッサージは別。遠慮なく足を差し出しましょう。

足を投げ出して座っているタイ人がいたとして,その人の足を跨いで通り過ぎようとしてはいけません。狭い喫茶店や椅子の間隔が狭いマッサージ店などでこのような場面に出くわすことがあります。足を投げ出している方が悪いと思うのは日本人ですが,誰かが足を投げ出していたとしても,何も告げずいきなり足を跨ぐのはとても失礼に当たります。こういうときは,日本語で「すみません」と言ってみてください。タイ人がびっくりして足を引っ込めてくれたら,ありがとうの笑顔を忘れずに!

手を頭の高さ以上に上げてはいけません。頭の高さにならなくても,なるべく上の方に上げないほうが良いです。タクシーを捕まえるときも同じです。なるべく手を下げて,ほんのわずかに手を道路側に差し出すだけでも,タイのタクシーは気がついてくれます。でも掌を合わせてお辞儀するときは,相手が偉いほど合わせた手を上に持ってきます。


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